updated 2017/02/19
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Back body Design
016
4面パネルのかたち−4
では次に4面でのヒップまでのかたちを検証してみましょう。
まずは基本の6面構造でのかたちを再度観ていただきましょう。
これは前身頃はバスト線を水平にして、後ろ身頃は背巾線をつきあわせにして身頃を置いたものです。
6面構造
4面構造
4面構造では、前身頃はバストポイント直下のダーツがなくなりパネル切り替えまでがひとつのパーツとなるため、バストポイントから脇側でバストラインが下がっています。

後身頃では背巾直下線がやばりひとつの脇身頃としてつながっているパーツのため、バストラインが湾曲しています。

後中心身頃のパネル線上にバストラインから上で、切り込みが入っています。これは6面構造ではない切込みです。
6面構造では肩甲骨点を基点に切り替え線があるために曲面が分散されているからです。。

これが4面構造では後中心、肩、袖ぐり、パネルラインへと分散されていることがわかります。
これがパネル線上でのイセをいれる理由のひとつではないでしょうか。
単に脇身頃との寸法合わせではなく、面が変わることでの凹凸感の結果ということです。

6面構造
4面構造
下の「4面構造をバストライン水平状態」にした展開図を見ると、各パーツの面の変わり目に切り込みをいれることで6面構造にかたちが似てきています。
と、いうことは、4面構成や、3面構成の場合にかたちが違って見えるのは、その面が少なくなればなるほど、ひとつのパーツでいくつかの面が含まれていること、その面の変化によってバストラインが水平ではなく、湾曲していること、そしてそれらのパーツはいつもバストラインに対して垂直方向ではないということがわかってきます。
6面構造をバストラインを水平状態にしたもの
4面構造をバストライン水平状態にしたもの
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