updated 2017/02/19
■TOP ■List ■Jeans Design ■Back body Design ■sewing ■BRICOLAGE ■Mail
Back body Design
024

シルエットとバストラインの関係
バストラインが水平(直線)になるというシルエットは、ボックスシルエットになるでしょうか。
その場合、ボックスシルエットがどういう形かということにもなるでしょう。

私自身、正確なボックスシルエットとは、前面、側面、背面からのすべての面から見てそのシルエットが垂直に落ちているものを考えています。
ですから、下の写真のシルエットは、そういう意味ではボックスシルエットではないと言えるでしょうか。

裾を見ていただくと、前後のゆとり分量が違っています。しかし、おおまかなシルエットの区分けをすれば、その範疇だはと思いますが。。
下のトワルは、バストラインを水平にし、脇を
ワの状態でつくりました。ですから、バストに、かなりのゆとりが含まれたシルエットとなりました。

ここからが本題です。
このシリーズの最初に紙貼り展開をしています。

それらはすべてボディからの展開でした。つまりボディにフィットしているということは、バスト、ウエスト、ヒップのすべてにフィットしたシルエットから展開をしてきたということです。
3次元のシルエットのバストラインを2次元の水平線に置きかえるという検証をしてきました。

そして今回は、2次元と同じ条件=バストラインと横地の目を同じにしたシルエットから、フィットしたシルエットにした場合にバストラインがどのように変化するのかを確認することにより、何かが整理できそうに思いました。

下のトワルは、上のボックスシルエットから前後脇にダーツをとり、ました。
できるだけ身頃によじれを出さないために、ダーツの方向性は見た目ではなく、身頃のなじみを優先させてとってみました。
この状態を側面から見ると、横地の目線が、脇でほんの少しだけ上がっています。 (実線が横地の目、波線が立体バストライン)
またBP付近では横地の目が上がっています。
後ダーツ位置での横地の目線を見ると下がっていることがわかります。

back page
next page

All right reseved Copyright(C)2003. iwaps.com
当サイトに掲載されたテキストや画像、パターンを許可なく転載することを禁じます