updated 2017/02/19
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Back body Design
015
9. 4面パネルのかたち−3

4面構造でも6面構造でも切込みをいれて、バストラインを水平にすると下図のように脇での絞り量はほとんどない状態になります。
後身頃においては、右の6面構造では肩甲骨直下のダーツが入っているため、左の4面構造と違って見えるかもしれませんが、この4面も正確にバストラインを水平にしようとすると右のようなダーツ(切り込み)が入り、6面と同じ構造となります。

4面パネル構造から切込みをいれてBLを水平にした展開図
基本(6面構造)をBL水平にした展開図
下の写真を再度観てください。
同じボディに同じように和紙を貼り付けています。そしてその上に構造線をペンで書いただけの差です。
4面構造
6面構造
その構造線によってパターンのかたちが下図のように変わるのです。
かたちが変わるということ。
それは包み込まれるボディの面に対して、各パーツがその面をどのように包み込む(構造線の変化)によって基準線(バストライン・ウエストライン・ヒップライン)が水平でなくなり、ウエストの絞り量、縦方向の距離に変化が現れます。
しかしそのかたちが違っても基準線を水平状態にして比較すると実は同じかたちであることがわかります。
4面構造
6面構造
これはわかりやすいようにウエストまでのかたちで比較しましたが次回はヒップまでつけた状態で同じ検証をしてみます。
後身頃は前と違ってバストからウエストの構造とウエストからヒップの構造がひねれています。
その部分を自分なりに解析していきたいと思います。
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