updated 2017/02/19
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Back body Design
026

「バストラインを追え」 を振り返って
このシリーズを始めたころは、パンツに没頭していた期間が長かったためか、とにかく身頃のことを書きたくてしようがないころでした。

書きたいーという原動力となったのが、背面の作り方でした。
4面パネルにしても、3面パネルにしても、もちろん前後身頃の2パーツ構造にしても、きれいな背面をつくりたいという想いを強く持っていました。
そしてその面が崩れやすかったり、肩甲骨からウエストにかけてフィットしなかったりと、自分でも何が美しいのかわからなくなる時期もありました。今でも実は、模索している部分でもあります。

そんなこんなで最初の部分は、身頃をタテに6分割した状態での、
横地の目とバストラインの比較、そして立体でいれた構造線が平面になった時のかたちを確認するところからスタートでした。

実際、紙貼り展開をしてみると、日頃の見慣れたパターンとはおおよそ違ったかたちになり、それは大変興味を惹かれました。
特に後脇身頃がどうしてこんな前に振れた平面図になるのかがとても不思議でした。
その次に不思議に感じたことが脇でのウエストダーツの少なさでした。この不思議さをどうしたらリアルに伝えられるのだろうかと、文章力のほとんどないこのアタマでかなり悩みました。
次にどうしても紹介したかった内容が2パーツ構造のパターンでした。
前後身頃の裾線とウエスト線、バスト線等の横地の目を通したパターンでの問題点を検証したいと思いました。
この段階くらいから、「横地の目とバストライン」の関係をなんとかわかりやすくしたいと考えるようになってきました。
切り替えの構造線やシルエット等の変化によりどのようにバストラインが変化していくのか。
また、各パーツの縫い目での距離の差が4面パネルでは出やすいのですが。それをどのように平面で展開したらよいかという問題があります。
この点については検証が不完全だったと思います。
これを書いている段階での私が考えがまだまだ確信的ではなかったのだと今、わかります。
もっと簡単にそしてリアルにこうした問題点を整理して伝えたいと思っています。

構成力と文章力の足りなさでずいぶんと読みずらいモノになってしまいましたが、今回の資料をベースにこのテーマは再度取組んで行きたいと思っています。今回はこの章でとりあえず締めくくらせていただきます。

2006/01/14

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