2017/05/16 updated
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My style 010

積層ボディ 株式会社キイヤ
このボディ、組み木みたいに見えましたか?ダンボールのプレートをタテヨコに組み重ねたものです。なんと呼んでいいものかしらと思っていたのですが、キイヤ様より「積層ボディ」という名前を教えて頂きました。そうです。このボディ、キイヤさんが作られたものなのです。最初に見た時になんだかとっても惹かれてしまったのです。よーく見ると、この積み重なっているプレートの一枚一枚が実は3Dデータから取られた断面図です。これをこのようなカタチにするなんて想像もしていなかったので、とても衝撃的でした。非常に身体の面のつくりがよくわかりますね。うつくしーい。普通のボディとまた違って興味がますますわきます。
先日の弥生会に参加して下さった方、お疲れさまでした。約2時間をじっくり見るだけというのは、集中力も入るし、お疲れになったと思います。たくさんの方に来て頂きましたので、しっかり見て頂けたかが心配ですけれども。実際、こうした断面図も質問を予定して、準備はしていったのですが、見せられずに終わってしまい、ちょっと残念でした。立体の修正のこともあるのですが、もっとお伝えしたいのは、ボディの補正のことですね。あのお腹につんだアンコはけっして中年向けという訳でもなく、若い方にも使っています。ということはボディと人体の違いということプラス、フォルムをつくるための必須道具みたいなところなのです。しかしこれがなかなかお伝えしずらいところで、私の伝え方も足りないのでしょうが、難しいところでもあり、もどかしいところでもあります。そこで次回の弥生会、5月26日は、ちょっと伝え方を変えることにしてみました。参加できる方は楽しみにして下さい。次回の弥生会はワイドパンツの立体修正となります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 

こうした研修会を行なう際にボディがないと始まりません。というわけで今回の弥生会でもキイヤ様にご協力を頂いております。研修会とは、このような企業や個人の協力で成り立っていると一言お伝えしたくて、書かせて頂きました。   

ps 左写真は上から首と肩周りを撮ったものです。次回の弥生会はパンツをすることになったのですが、実はジャケットの基本の話をするつもりでいました。背中がつれ上がったり、前裾が持ち上がったり、肩が後ろに抜けたりするような原因をちょっと話せたらと思い、こうした断面図を準備しておりました。また機会がありましたらお話ができたらいいなと思っております。


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