2018/05/14 updated
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My style 016

VICTOR & ROLF

このパンツはド定番デザインで よけいなディテールは一切なく フォルム勝負のパンツのように見受けられます。

混率はレーヨン59% コットン41%の張りのある生地を使い、サイズは40号。画像のモデルさんのヒップは90p、サイズ9です。

ですのでヒップのゆとりが5pもあるわけです。

側面から見ると このゆとり感がしっかりとヒップの前後に保たれていることがわかります。もちろん張り感がある生地ということもありまが、

やはりパターン設計のなせる技と見られます。

パンツを見るポイントとしては、

1側面から見てパンツが脚にそう形で作られている。ヒップトップからパンツがきれいに落ちるフォルムになっている。

2.前の面が斜めに作られている。前ひざにむかってしずむシルエット。

3.後ろ股ぐりにゆとりが入らない。ヒップ線から渡り線までの間の股ぐりにうきがあるパンツが多すぎる。

4.股下がすっきりと上がっている。

5.後ろ仙骨の面にそう腰のフォルム

こうした言葉での説明はとても難しくて、ほとんど伝えられないもどかしさでいっぱいです。

こうしたことは何度も一緒にパンツをドレーピングをしていく中で伝わっていくようです。

パンツをドレーピングで作るの?と驚かれるかもしれません。私もかつてはパターンメーキングと試着で作っていましたから。

それはパンツボディと人体に差があったこともありますし、パンツのロジックが難しいことも高いハードルの要因と思われます。

まずはドレーピングをお勧めするのは、パターンメーキングだけではわからなかったロジックがひもとけるからです。

ロジックが見えてくると同時にフォルムの違いがよく見えてきます。さらには鎖にしばられたようなパンツルールから脱出できる鍵を持つことができます。

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