updated 2017/02/19
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Jeans Design
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ジーンズ縫製 (6

27.革ネームつけ
これは本縫いミシンで上下をたたきつけしています。
28.裾三つ折り
三つ折りは筒型ミシンで手で折り込みながらステッチをかけていきます。本縫いと環縫いの両方があります。重ね接ぎ部分は返し針をせずに3cmくらい重ねるだけです。
29.まとめ
ベルト通しつけ

これは、事前にベルト通しを自動機で作っておきます。三つ折りにした状態で裏面に振りミシンをかけながら、両端にステッチをかけていきます。これはパンツ工場でも同じことを行います。

カンヌキ(その他)

ベルト通し布をベルトにつけたり、前明き止りや、ポケット口などにカンヌキをいれて、止めます。

リベット打ち

下写真のようにリベットの指示のあるものはその箇所に打ち込みます

ネオバ打ち

釦となるネオバを打ちます。

釦ホール

釦ホールはカンヌキのいらない、ホールとなっています。

検品

釦ホールはカンヌキのいらない、ホールとなっています。最後に糸くずをとり、縫製検品をして洗い加工へとまわされます。


ジーンズ縫製のポイント
このようにジーンズはパンツに比べると中間プレスがほとんどなく、ベルトつけなどの工程も比較にならないほど、少なく作られています。これを1本当りの工程時間で比較すると約1/3と、かなりの差になります。
では、もういちど簡単にパンツとの違いでのポイントを説明しておきましょう。
1.股ぐりは前後股下を接ぐ前に前後身頃でそれぞれ縫い合わせる。前股ぐりは重ね接ぎまたは、折り伏せ縫い風の始末、後股ぐりは巻き縫い始末の場合が多い。

2.ファスナー付けは、股ぐりを縫う前につける。前身頃と接がれた前見返しにつけてから、持ち出しにはさみ付けする。

3.中間プレスは前工程でのポケット外回りのヘム折りしか使わない。その他はすべてその場で手で折り込みながら即ミシンかけしている。

4.ベルトは環縫いバインダーつけのため、パンツのように見返しと接いだり、折り込んだり、という工程がないため、かなり短い時間でつけられる。

5.ジーンズで難しいと思われる工程箇所は股下接ぎと股ぐり接ぎです。ここはシルエットに直接響く、縫製箇所です。

完成
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