updated 2017/03/14
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Jeans Design
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ジーンズ縫製 (5)

21.内股にステッチ
内股を地縫い後、ステッチをいれていきます。縫い代は前に片返し仕様で、コバまたはWステッチをかけていきます。ミシンは環縫いミシンの場合が多く、1本針または2本針で一気にいれていきます。
上記写真はLメーカーのジーンズです。2本針の環縫いミシンで、ステッチ糸の色を分けています。
22.脇縫い
内股が終わると脇を縫っていきます。脇は前後身頃ともにロックがかけられている状態ですので、環縫いミシンで接いでいきます。脇線の縫い代を割る場合と片返しをする場合があります
Eメーカー 片返し縫い
Lメーカー 割り縫い
23.脇ステッチ
前ポケット袋布が付いているところまで、脇縫い代を後高にしてステッチをいれていきます。このステッチ止りは印つけなどせずに、ミシン周りのところで目安をつけてかけていきます。
24.脇割アイロン
Lメーカーは割り仕様になっています。これは割ることで洗いの加工を脇線の両側に出すためです。もちろん片返しの場合にはアイロンはまったくなしとなります。
Lメーカー 割り仕様
25.ベルトつくり・ベルトつけ
ジーンズのベルトは芯の貼ってあるものとないものがあります。貼ってあるも不織布などの薄いタイプのものを貼っています。
ジーンズのベルトつけはパンツなどの、本縫いミシンで中縫い後にベルト回りをステッチするといった仕様とは大きく異なります。環縫いバインダーで一気に身頃にベルトをはさんでいく仕様となっているため裏側をみると環縫いのチェーンが見えると思います。本縫いはベルト両端のステッチのみでこのステッチで環縫い糸のホツレ止めも同時にしています。
またベルト布は1着づつ裁断されていますが、これをロックミシンでつないでいき、長いベルト布にします。その状態にしてから芯を貼ります。ですから芯もロール上に巻かれた長い芯地を使用します。実際に環縫いバインダーで接いでいきますので、両端の縫い代は2cくらいと多くなっています。
Lメーカー

ベルト上下端が環縫いミシンでつけられている。両端のみ本縫い始末

Eメーカー

ベルト付け側のみ環縫いミシンづけ。両端また上端は本縫いミシン仕様。ベルトには不織布がはいっているのが見える。

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