updated 2017/02/19
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Back body Design
011
2パーツ構造でのバストライン その2

6パーツ構造を2パーツ構造にした14図では、前後のバストラインを同じ高さに合わせた時には、脇の高さが違っています。
この状態と、右パターンのような脇の高さが前後の脇の高さを同じにする、2つの身頃構成では何が違うのでしょうか。

14図のパターン

次は、14図のパターンを使って、強制的に前後脇の高さを同じにしたパターンをつくってみました。(15図)
15図の赤線でひかれたパターンは14図の黒波線を元に、前袖ぐりは、くりを下げ、後ろ袖ぐりはくりを上げて、
脇点の高さを同じにしてみました。

赤線:15
14図のパターン
みかけ上の外枠はよく似た条件になっています。前後バストラインと脇の高さが同じです。
15図のパターン
この15図のパターンでトワルを組んでみました。
15図の組み立てトワル
14図の組み立てトワルと比較してみると、脇のしわが非常に目立って発生していることがわかります。
比較写真
14図
15図
14図と15図のパターンを再度比較すると、
15図のように、横地の目を合わせて、脇の高さを同じにしても、パターンの面の構造は変わらないため、立体上のバストラインも結局変わっていません。その結果、地の目がよじれてしわが発生しています。
15図
14図
では、このパターン構造で横地の目を通すことは不可能なのでしょうか?
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