updated 2017/02/19
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続き袖を考える 9
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なぜ袖底を上げる必要があるのでしょうか

下写真は身頃と腕に紙貼りをし、基準線をいれた状態です。

この身頃のバストラインを水平状態にして展開した上に、前後カナメ位置を合わせて内袖側を立体のままつけたものが1-2です。
2写真は身頃に対して内袖が浮き上がって傾斜していますが、袖下をカットして内袖を平面化させ、身頃に据えると、袖底のカーブは身頃袖底よりも上がった位置にきます(3-4)。
4写真の袖ぐり底にある白い線が内袖線の位置になります。

袖は袖山に傾斜があるように、袖下側にも傾斜があります。
袖下に傾斜があるということは身頃と袖のカナメ位置が同じ高さではないということになります。
その段差分をあらかじめ袖の目作成時に同じ高さに設定し、平面と立体が同じ袖の振りになる様にしているわけです。

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写真提供 テクノ三紫 企画マトバ
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