updated 2017/02/19
■TOP ■List ■Jeans Design ■Back body Design ■Torso ■BRICOLAGE ■Sewing a Jacket ■Mail
続き袖を考える 20
020
袖山とカナメを各起点として身頃に袖を据えた場合の袖の違い

袖山を起点として身頃に袖を据えた場合袖が後ろに振れやすくなります。
それは袖合印の位置が身頃合印よりも前は下がり、後は上がることで下写真のように袖の振り設定が変わり後へ逃げます。

袖山を起点とした場合
カナメを起点とした場合
袖山を起点とした場合
カナメを起点とした場合
袖山を起点とした場合
カナメを基点とした場合
このように袖の振りが変わるだけでなく、袖底のなじみ不良も起きます。

前後の袖巾が変化し、袖下線が移動されたことによって袖つけ線が変化します。前袖つけ線は浅くなり、後ろは深いカーブ線となります。

身頃の袖ぐりは変わっていませんから、袖つけが浅くなった前袖側ではタブリとなり、深くなった後袖側ではその分が袖ぐり側に引かれ、袖巾の厚みが十分に出ないシルエットになります。

その結果袖山を起点とする展開方法は袖と身頃のカナメがずれるため袖の設定を崩すことになります。

back page
next page

All right reseved Copyright(C)2003. iwaps.com
当サイトに掲載されたテキストや画像、パターンを許可なく転載することを禁じます